子供の時は映画にいったらパンフレットは必ず買っていた気がしますが、見る数が増えるにつれてそうもいってられなくなってきました。
なので最近はよっぽどのことがない限りは買ってないなぁといった感じです(判型もバラバラで保管も大変)
なので最近のよかったなぁなパンフをまとめて紹介していこうと思ったのですが、思いの外大変だったのでまずひとつを紹介します。
「花束みたいな恋をした」
![](https://www.keinet.co.jp/wp-content/uploads/2022/08/cc10e1ed3c1f3abd2f00e3f7170c6950-1-1024x774.jpg)
最近と言いましたがもう1年前でした。
大体のパンフはメインビジュアルをそのまま表紙に流用していることが多いですが、わざわざマルマンにも許可をとってスケッチブックのデザインにしているあたり異様な気合を感じたので買ってみました。
![](https://www.keinet.co.jp/wp-content/uploads/2022/08/56895B2C-186B-43FD-BA18-81C2102BDEE0-1024x685.jpg)
中を開けてみると、とにかく主役だけでないあらゆる役者、スタッフさんからこの映画の音楽・文化・美術に精通している方へのインタビューが全てのページにずっしりと書かれている上に、ほぼ全てにイラストやら写真付き。
狂っています。 これで900円なのはよくわかりません、どういう試算で成立するんでしょうか、、
![](https://www.keinet.co.jp/wp-content/uploads/2022/08/4F72AACE-B802-4A09-B4EE-0825370D0075-1024x754.jpg)
![](https://www.keinet.co.jp/wp-content/uploads/2022/08/357894B2-97A8-4B51-A8F7-D15C663EDB5F-1-1024x773.jpg)
その上で恐ろしいのがこれで。
劇中にでてきた「お笑いライブのチケット」や「演劇のDM」がおまけで付いてきます。
しかもちゃんとそれぞれ本誌と別の素材で、紙質や印刷も合わせて再現してあります。
よく出版関係でこういう仕様は恐ろしく手間な上に、再販も難しく普通はやらないと聞いたことがあるので、作り手さんたちの熱意+映画パンフという形態だからこそできたんでしょうか。
気になったのでデザイナーの方を調べてみると「石井 勇一さん」という方で、「ムーンライト」「燃る女の肖像」「君の名前で僕を読んで」など今っぽいエモかっこいいデザインをやられまくっている方みたいで、この人の仕事から逆引きで映画を見てみるのもおもしろそうだと思いました。
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「花束みたいな恋をした」のパンフ、興味を持った方はいまからでも中古でさがしてみる価値ありだとおもいます。
一年に数冊こういった採算度外視のとんでもないパンフがあるのでもっと買わなきゃなという思いと、公式サイトの画像コピペしただけの地雷パンフもあるので、こちらの鑑識顔を鍛えるしかないなといった結着です。