株式会社ケー・イー・アイ

園芸資材・生活雑貨の企画販売商社です。

カルカッタにてブルースリーになる。

 

ここはインド第二の都市のカルカッタ(現在名コルタカ)。

日本でいう大阪のごとく、アクの強いインド人の中でも一番強烈なベンガル人の町。

ある日、暇を持て余し映画鑑賞。

ブルースリーのドラゴン危機一髪。

リーがキックをすると悪人が壁を人形にくり抜いてぶっ飛びます。

『オーというインド人観客の歓声』

いやいやここは笑うところでしょうとツッコミをいれる私。

期待通りのインド人の映画鑑賞スタイル。

映画鑑賞より観客のリアクションを楽しみに映画鑑賞が出来る素敵な国です。

初めてインド人の友人につれられて映画館に行った時には

入場前クローズした入口鉄柵を運動会の組体操のごとく人が山なりになって

開園をせがんでおり、暴動が起きたごとく熱気に溢れていました。

ダンテのごとく地獄で上空の天国をめざす亡者のような光景です。

上映中にはストーリーに合わせて椅子をガンガンたたくは、立ち上がって声援するは

歌舞伎の掛け声のごとく合いの手を入れるは、最後にはみなで踊りだすわの大騒ぎ。

マイケルジャクソンでも来てるんかい状態です。

さて、インドでは映画上映の真中くらいにトイレ休憩があるのですが

普段、絶対に譲らないインド人が黄色人種の私にブルースリーを重ねたのか

映画『十戒』での海が割れるごとくトイレの中でインド人が左右に分かれて

私にトイレを譲るではありませんか。

単純極まれりと感じた私は日々、何かにつけて連戦連敗中のインド人に復習してやろうと決意。

小用中に『あちょ―』とブルースリーの定番の怪鳥音の叫び声をあげてみました。

答えは単純、トイレ内のインド人全員がビックリマーク。

隣のインド人はおしっこがズボンにとんでいたようです。

『正義は必ず勝つ』と一人勝ち誇った私でした。

日本やアメリカ、ヨーロッパと全く違った文化の国インド旅行は日々、驚きの連続です。

『人が活きている国インド』の旅行は体力のある方に超お勧めです。